テイン・セイン大統領が「権限移譲は円滑に」

2015年11月16日 〔ミャンマー〕

 ミャンマー総選挙は、野党「国民民主連盟(NLD)」が390議席(11月15日の選挙管理委員会発表時点)を獲得し、政権交代が確実のものとなるなか、テイン・セイン大統領(70)は、11月15日、ヤンゴンで総選挙に参加した政党を集めた会合を開き、「政府は円滑に権限移譲する」などと語ったそうです。

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 一方、単独過半数を獲得したNLDのアウン・サン・スー・チー党首(70)は、同じ日に首都ネピドーでトゥラ・シュエ・マン下院議長(68)と会談し、円滑な政権移行に向けて協力することで合意したと伝えられています。

 スー・チー氏は、11月10日の書簡でトゥラ・シュエ・マン下院議長他、テイン・セイン大統領、ミン・アウン・フライン国軍司令官に対し、早期の会談を要請していました。大統領と国軍司令官は「選挙の終了後に応じる」意向を示していましたが、、下院議長は時期にはこだわらず今回の会談となったようです。この会談の様子は下院議長自らのフェイスブックで公表しています。

 トゥラ・シュエ・マン下院議長は、軍政時代の序列は3位で、与党「連邦団結発展党(USDP)」に所属し党首を務めていたのですが、「スー・チー氏との連携を求めていた」とされ、8月に党内抗争により失脚していました。

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 


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