2015年12月2日 〔インドネシア〕
インドネシア運輸当局は12月1日、昨年12月28日にインドネシア沖で消息を絶ったスラバヤ発シンガポール行きのエアアジアQZ8501便(A320-200、乗客155人、乗員7人)が墜落した事故の調査結果を公表しました。
墜落当時は悪天候が原因とみられていましたが、当局は機体の不具合をきっかけに、乗客が機器を不適切に操作したことで自動操縦装置が誤って解除されて上空で失速、機体が制御不能になったと結論づけました。
発表によると、同機は垂直尾翼の不具合で、操縦室内の警報が繰り返し作動し、本来はリセットボタンで警報を解除する規定にもかかわらず、乗員が回線を抜いて装置の再起動を試みたため、自動操縦なども誤った解除され、機体は安定性を失って大きく傾きました。乗員は機体を立て直そうとしたのですが、誤って機体を急上昇させてしまい、失速して制御不能となり海に墜落したとのことです。
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