スー・チー氏が国軍トップと「平和的移譲」を確認

2015年12月3日 〔ミャンマー〕

 ミャンマーの最大野党で11月8日の選挙で大勝した「国民民主連盟(NLD)」のアウン・サン・スー・チー党首は12月2日午後、国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官と首都ネピドーで会談し、平和的な政権移譲に向けて協力することを確認しました。

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 会談は国軍の迎賓館で約1時間にわたり行われました。両者の単独会談は初めてのことです。会談終了後に国軍は「国の平和と安定、発展に向け、双方が協力することで合意した」とする声明を発表しています。

 同日午前中には、テイン・セイン大統領とも会談しており、そこでも平和的な政権移譲について協力することを確認しています。

 国軍は投票が終わって大勢が判明し始めた11月11日に「国民の判断を尊重し、平和的に政権を以上する」との声明を発表し、今回はNLDの大勝結果を無視し政権移譲を拒否した1990年選挙のようなことはないことを示唆していました。

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 

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