フィリピン大統領選候補者が公開討論会

2016年2月23日 〔フィリピン〕

 今年5月に投票を迎えるフィリピン大統領選の候補者による公式討論会が2月21日、ミンダナオ島のカガヤンデオロ市で開催された。

 フィリピンの大統領の任期は6年で憲法により再選は認められていない。2010年6月に就任したアキノ大統領は今年任期を終える。大統領選に出馬する有力候補者は以下のとおり。

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候補者氏名年齢
グレース・ポー上院議員(47)
ジェジョマル・ビナイ副大統領(73)
マヌエル・ロハス前内務・自治相(58)
ロドリゴ・ドゥテルテ ダバオ市長(70)

 

 グレース・ポー氏の人気は高く、2016年1月の調査会社「パルスアジア」によると、同氏の支持率は30%。人気映画俳優フェルナンド・ポー氏の養子で国民からの人気が高いが、米国に長く住み、フィリピンでの居住期間が短いとして選挙管理委員会から候補者資格を取り消されており、それを不服とする陣営が提訴し、在最高裁で審議中。

 現在副大統領のジェジョマル・ビナイ氏の人気も高く、調査によってはグレース・ポー氏を抜いて一番人気のこともある。現アキノ大統領の経済政策は地方にその恩恵が行き届いていないと非難し、貧困層からの支持が高い。

 次いで支持率の高いマヌエル・ロハス氏は、アキノ大統領が後継者として指名している。父は元上院議員で祖父は元大統領という家柄で育った。

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 


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