2016年3月17日 〔タイ〕
タイの携帯通信最大手の「アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)」は、利用帯域の電波使用権の失効により、提供中の第二世代(2G)利用者の一部である約40万人のサービスの強制終了を3月16日に予定していたが、最高行政裁判所が1ヶ月の対象帯域使用権の延長を認めたことから昨日の強制終了は回避された。
新たに設定されたサービス終了予定日は4月14日。AISはこれまでも3G、4Gへの移行を利用者に進めてきたが、円滑には進んでいなかった。
昨年9月に同社の対象帯域の免許は失効しており、当局は一時的な延長を認めていた。本年3月上旬には、携帯サービス2位のトータル・アクセス・コミュニケーション(DTAC)の帯域を利用するローミング契約を結び、2Gサービスが継続できるようにしてきたが、全ての2G利用者を対象とすることができなかった。
同社によると2G利用者は昨年2,100万人から800万人にまで減少しているが、DTACの帯域を使ってサービスの継続が可能となったはこの内760万人で、残る40万人は対象外として残っていた。
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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕※ 注)外部リンクは登録が必要な場合や、ページ消滅の場合があります。
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