2016年5月4日 〔フィリピン〕
フィリピンの大統領選挙が5月9日に迫っている。主要4候補者が争っている中、過激な行動や発言で「フィリピンのトランプ」とも呼ばれているロドリゴ・ドゥテルテ候補(ダバオ市長)の支持率が一歩抜け出している。
民間機関「パルス・アジア」が4月29日に発表した世論調査では、ロドリゴ・ドゥテルテ氏33%、グレース・ポー氏(上院議員)22%、マヌエル・ロハス氏(前内務・自治相)20%、ジェジョマール・ビナイ氏(副大統領)18%となっている。〈※主要4候補者〉
過激な発言などで大統領としての資質を疑われながらも高い支持率を獲得している背景には、高い成長率を実現しながら国民の4分の1は貧困層のままという格差解消を実現できなかったアキノ政権への失望感があると言われている。
パルスアジアの3月の調査ではグレース・ポー氏の支持率が28%で、ロドリゴ・ドゥテルテ氏の支持率は第2位の24%まで上がってきていた。
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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕※ 注)外部リンクは登録が必要な場合や、ページ消滅の場合があります。
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