ナジブ首相疑惑の「1MDB」顧問会議議長退任

2016年5月5日 〔マレーシア〕

 マレーシア財務省は5月4日、政府系ファンド「1MDB」の顧問会議議長の今月末での退任を発表した。1MDBを巡ってはナジブ首相が同ファンドの資金7億ドル近くを不正に流用した疑惑が報じられている。

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 2015年7月、米ウォール・ストリート・ジャーナルなどが、マレーシアの政府系ファンド「1MDB」によるナジブ首相の個人口座への7億ドルの振込疑惑を報じた。ナジブ首相は正式に否定しているものの、この不透明な資金送金疑惑について一時は同国中央銀行などと共同で設立した同国捜査チームが1MDBの家宅捜索を行い関連6銀行の口座も凍結したと言われている。

 しかしながら2015年7月末、ナジブ首相は自身に批判的なムヒディン・ヤシン副首相他数名の閣僚を更迭するなどの行動を起こしている。

 そして同年8月29日、首都クアラルンプールでナジブ首相退陣を求める大規模なデモが行われた。デモでは「Bersih」(清潔)と書かれた黄色のシャツを着たおよそ10万人の参加。マハティール元首相もデモに参加し、ナジブ首相の退陣を求める演説をした。その事実を巡って、11月にはマレーシア警察当局がマハティール氏を名誉棄損容疑で事情聴取を実施している。

 米ウォール・ストリート・ジャーナルが疑惑報道を行った数か月前の昨年4月、マハティール氏は自身のブログでナジブ首相の退陣を求めている。ブログでは、ナジブ首相は相次ぐスキャンダルや公金の浪費で「国民の信頼を失った」としており、「このままナジブ氏が率いれば次期総選挙で与党は敗北する」と伝えていた。

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 


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