タイ携帯最大手「AIS」の1~3月期決算悪化

2016年5月11日 〔タイ〕

 タイの携帯サービス最大手「アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)」が2016年1月~3月期の決算を発表した。純利益80億バーツで前年同期比18%減となった。昨年11月に行われた第4世代(4G)通信向け電波の高額な落札が影響している。

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 タイでは第4世代(4G)通信向け電波の入札が昨年11月と12月の2回に分けて行われ、いずれも高額な落札価格が注目されている。

 AISは昨年11月に行われた第1回目入札(1800メガヘルツ帯)において、409億8600万バーツで落札している。その後今年1月26日には4Gサービスを開始している。

 4G通信向け電波の入札で高額負担をしたのはAISではなく、以下のとおり各社かなりの額を費やして落札している。この中で12月の入札で落札した「ジャスミン・インターナショナル」は3月21日の初回支払期日までに資金調達ができず、すでに落札は白紙状態になっている。

○ 第1回目入札(1800メガヘルツ帯)2015年11月11日~12日

   落札社                  落札金額        
アドバンスト・インフォ・サービス 409億8600万バーツ
トゥルー・コーポレーション 397億9200万バーツ

○ 第2回目入札(900メガヘルツ帯)2015年12月15日~19日

   落札社                  落札金額        
トゥルー・コーポレーション 762億9800万バーツ
ジャスミン・インターナショナル 756億5400万バーツ

 

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 


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