ASEAN外相会議共同声明で南シナ海問題抽象的に

2016年7月26日 〔ASEAN〕

 第47回ASEAN外相会議が7月24日から25日にかけ、議長国ラオスの首都ビエンチャンで開催され、共同声明が発表された。注目されていた南シナ海問題に関する仲裁裁判所の判決に関しては、カンボジアの反対もあり中国を名指しにすることや判決について振れることを避け、「国際法に沿った平和的な解決を追求する」とするにとどまった。

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 中国の王毅外相はビエンチャンにてシンガポール、ブルネイ、ミャンマー、タイ、カンボジアの外相らと個別に会談し働きかけてきた。

 ASEANは全会一致が原則。2012年の外相会議では議長国であったカンボジアの反対があり、公式会合で初めて共同声明を発表できなかったこともある。

 7月26日には、ASEAN10か国に日米中などが加わる「ASEAN地域フォーラム(ARF)」が開催される。

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〔Clisien ASEAN News Clips 編集部〕 


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分類 ASEAN, カンボジア