2016年7月29日 〔ASEAN〕
東南アジア諸国連合(ASEAN)は7月28日、議長国ラオスの首都ビエンチャンで7月26日に開催された「ASEAN地域フォーラム(ARF)」の議長声明を発表した。注目されていた南シナ海問題に関しては、仲裁裁判所の判決に触れることはなく「国連海洋法条約を含む国際法に基づく紛争解決の遂行」と明記するにとどまった。
これで、7月24日からラオス・ビエンチャンで始まった一連のASEAN関連首脳会議の共同声明や議長声明ではいずれも、仲裁裁判所の判決について具体的にふれることや中国を名指しで非難することはなかった。しかしながら、フィリピンのドゥテルテ大統領は「法の支配を尊重すると明記しており、満足している」と評価している。
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