ワチラロンコン皇太子がタイ国王に即位

2016年12月2日 〔タイ〕

 タイのワチラロンコン皇太子が12月1日、10月13日に死去したラーマ9世‐プミポン国王の後継者として国王、ラーマ10世に即位した。

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 タイの国王の座は10月13日にプミポン前国王が死去して空位となっていたが、プラユット暫定首相は「次期国王はすでに指名されている」と語り、1972年、20歳になったときに皇太子となっていたプミポン前国王の長男(第2子)のワチラロンコン皇太子が後継者であると伝えていた。しかしながら皇太子は「国民とともに哀悼の意を表する時間を持ちたい」と語り、王位継承を急がない意向をしめしていた。

 ウィサヌ法務担当副首相は10月14日、プレム枢密院議長(96)が暫定摂政に就任することを発表し、国王空位の間の摂政を行っていたが、11月29日になってタイ立法議会(National Legislative Assembly of Thailand)がワチラロンコン皇太子(Crown Prince Maha Vajiralongkorn)(64)に国王即位を要請すること了承し、12月1日の夜、バンコクの宮殿でポンペット議長が皇太子と面会し即位を要請し受託された。

 即位に伴う戴冠式は、プミポン前国王の一連の葬儀のあとの来年10月以降に行われるとされているが、国王としての執務を開始することになる。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

 

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