フィリピンのヤサイ外相が虚偽説明で辞任

2017年3月9日 〔フィリピン〕

 フィリピンの閣僚任命委員会は3月8日、米国市民権を巡り虚偽の説明をしたとしてヤサイ外相の任命を不承認とした。ヤサイ氏は辞任し、ドゥテルテ大統領が3月9日に外相代行を指名する予定。

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 ヤサイ外相は昨年6月の外相就任前に米国に住んでおり、市民権を持っちるとの指摘が出ていたが、任命委員会の聴取などに対して市民権は持っていないと説明してきた。しかしながら3月8日には「1986年に市民権を得たが、すでに効力を失っている」と説明を変えたため、任命委員会は不適格と判断した。

 閣僚任命委員会は上下院15人で構成され、閣僚任命後しばらく間をおいて任命委員会が承認するのが通例となっている。今回のヤサイ外相の不承認は全会一致で決定された。

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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