2017年5月23日 〔インドネシア〕
インドネシアのジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道建設工事が5月中にも本格的に開始になる。ジョコ政権は、懸案だったバンドン終点付近の土地を法に基づく強制収用することをきめ、中国側の融資条件だった土地収用完了にメドがたった。
この高速鉄道建設については、日本が2013年の国際協力機構(JICA)を通じた事業化調査などを皮切りに継続的にアプローチを進めてきて、日本の新幹線の導入が期待されていたが、2014年にジョコ大統領が就任後、雲行きが変わった。
多大な国家予算を必要とする高速鉄道計画に難色を示したジョコ政権に対して中国側はインドネシア政府の負担の内、官民パートナーシップ(PPP)方式を提案し、最終局面で中国が受注していた。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○