シンガポール、首相が清涼飲料水の危険性を指摘

2017年10月7日 〔シンガポール〕

 シンガポールのリー・シェンロン首相が恒例の国民に向けた演説を8月20日に行い、清涼飲料水の危険性を指摘した。

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 シンガポールにも現代病が広がっており、同国保健省の全国疾病登録局が2014年に実施した調査によると、心臓発作に見舞われた人のうち、ほぼ半数が糖尿病を患っていたという。一説には国民の9人に1人が糖尿病にかかっているとも言われている。

 リー・シェンロン首相は演説で、「一缶の清涼飲料水には、角砂糖8個分の砂糖が含まれており、それだけで一日の必要摂取量を上回る」と国民に呼びかけた。

 それを受け、シンガポールの清涼飲料水メーカー7社は、2020年までに糖分を12%以上含む飲料の販売を停止すると表明した。

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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