2017年11月5日 〔インドネシア〕
インドネシアのスマトラ島に生息するオランウータンの集団が新種だったとする研究成果が発表された。マレー語やインドネシア語で「森の人」を意味するオランウータン(Oranutan)。これまでは「ボルネオオランウータン」と「スマトラオランウータン」の2種が確認されていたが、インドネシアやスイスなどの研究チームが遺伝的特徴などを調査し、新種であると結論づけた。
新種とされるオランウータンはスマトラ島北部にすみ、1990年代に生息が確認された。現在生息数は800頭以下と推定されている。生息地の地名にちなみ「タパヌリオランウータン」と名付けられた。
大型類人猿はこれまでオランウータン2種、ゴリラ2種、チンパンジー、ボノボの計6種だったが、今回の新種発見で7種になることになる。
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○