インドネシアでたばこ税10%の増税

2018年1月16日 〔インドネシア〕

 喫煙率が世界最高のインドネシアで2018年1月、たばこ税が平均10%引き上げられた。東南アジアではマレーシアが2015年に40%以上、タイも2017年9月に30%超のたばこ税引き上げを行っている。

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 インドネシアの喫煙率は15歳以上の男性で約76%と、世界最高水準。街や路上で喫煙者をよく見かける。増税前は平均的な16本入りのたばこが2万1000ルピア(約175円)程度だったが、増税により2000~3000ルピアの値上げとなった。

 人口が多く喫煙率の高いインドネシアでは、たばこ税は安定的な税収入であり、増税による2018年は148兆ルピア、予算ベースで歳入の8%程度を占める。

 同国では、たばこは主要産業であり、「HMサンプルナ」、「グダン・ガラム」、「ジャルム」は代表的大手。農家も含みたばこ産業に携わる就労者は1000万人以上ともいわれている。

〔参考〕

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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