ラカイン州仏教少数民族が警察との衝突で死者

2018年1月18日 〔ミャンマー〕

 ミャンマー・ラカイン州の古都ミャウーで1月16日、地元仏教徒のラカイン族の住民と警察隊が衝突し、住民9人が警察の発砲により死亡、12人が重傷を負った。

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 当日は、ビルマ族王朝の侵攻で18世紀に滅亡したラカイン族の王国「アラカン王朝」を追悼する行事が行われており、住民たちはその行事に参加していた。

 当局による開催許可がないとして警察が解散を求めたが、住民1000人超が反発し政府施設を取り囲み、両者が衝突した。州政府は2014年以降追悼行事の開催を認めてきたが、今回はロヒンギャ問題により情勢不安定だとして認めていなかった。

 ミャンマーでは少数民族にあたるラカイン族だが、ラカイン州内では多数派で、バングラデシュからのロヒンギャ難民の帰還については、土地を奪われるとして反発する者が多い。

〔参考〕

9 People Reported Dead After Police Crackdown on Protest in Mrauk-U(Irrawaddy 2018.1.17)

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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