2018年1月24日 〔インドネシア〕
インドネシアは「バリ島のような観光地を新たに10カ所作る」。日本経済新聞の取材に応じたジョコ大統領はそう語った。
広大な土地と、多様な民族を抱えるインドネシアには、外国人観光客をひきつける可能性のある多様な自然や文化があふれている。しかしながら観光開発が進んでいるのはごくわずか。世界旅行ツーリズム協議会(World Travel & Tourism Council:WTTC)によると、2016年のインドネシアの国内総生産(GDP)に占める観光の割合は6.2%で、世界平均の10.2%を下回っているという。
そのインドネシアでの観光産業振興のために、各地で観光開発を進め、観光地周辺の空港の整備・拡張、二つ星以下のホテルへの外資規制の撤廃など、海外からの投資も呼び込む政策をすすめる。
インドネシアは2019年までに外国人観光客2000万人を目標に掲げている。2017年は1500万人前後と推定されている。
〔観光関連産業のGDPに占める割合(2016年)〕
国名 | GDPに占める 割合(%) |
インドネシア | 6.2 |
シンガポール | 9.9 |
タイ | 20.6 |
フィリピン | 19.7 |
マレーシア | 13.7 |
ブルネイ | 7.2 |
ベトナム | 9.1 |
ミャンマー | 6.6 |
ラオス | 14.2 |
カンボジア | 28.3 |
日本 | 7.4 |
(出所:WTTC “TRAVEL & TOURISM ECONOMIC IMPACT 2017″)
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○