2018年2月22日 〔インドネシア〕
インドネシア政府は、開発現場での事故多発の現状を受け、インフラ開発工事を当面停止すると発表した。
ジョコ政権は2019年までに50兆円規模のインフラ開発を目標として掲げているが、ここにきてブレーキがかかった。2019年4月には大統領選挙を控えている。
高速道路やLRT(次世代路面電車)のほか、日本の政府開発援助(ODA)で建設する大量高速輸送システム(MRT)などが建設の一時停止の対象となる。工事の停止期間は数週間になると言われている。
最近起きたインフラ建設関連事故としては以下のようなものがある。
- 2018年1月22日 LRT工事現場で事故(5人負傷)
- 2018年2月4日 ジャカルタ東部の通勤列車路線で事故(4人死亡)
- 2018年2月5日 空港連絡鉄道で崩落事故(1人死亡)
- 2018年2月20日 ジャカルタ東部の高速道路で高架が落下(7人重軽症)
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○