2018年2月26日 〔マレーシア/カンボジア/タイ〕
東南アジアのいくつかの国で、総選挙を迎える。
マレーシアではすでに92歳になったマハティール元首相の出馬が注目されている。2003年まで22年間首相を務めたマハティール氏は、在任9年目のナジブ現首相に対する批判をあらわにしており、ナジブ政権の継続を阻むために立ち上がる。
カンボジアでも今年、総選挙が予定されている。2013年の前回総選挙では最大野党・カンボジア救国党(CNRP)が大躍進したが、フン・セン政権は、CNRPを国家反逆罪で解党処分に追い込み現政権への反対勢力を封じ込めている。現政権は言論統制なども進めており、現政権に対する国民の声が選挙でどの程度反映されるかが注目。
また、2014年5月22日の軍事クーデターの後、プラユット陸軍司令官が暫定首相となったタイの暫定政権も、総選挙の準備を進めており、年内にも実施される予定だったが、ここにきて来年にずれ込む可能性もでてきている。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○