2018年3月3日 〔ベトナム〕
ホンダが約2か月ぶりにタイからベトナムへ、乗用車2千台を出荷した。ベトナム政府は1月に自動車の輸入規制を導入したため日系自動車大手などが同国への完成車輸出を凍結していた。自動車は現地到着後に、新規制に基づく車両検査などがおこなわれる。
ベトナム政府は1月1日、「政令116号」により生産国での品質保証の認証提出や、陸揚げ後の輸入ロットごとの車両検査などを義務付け、事実上の非関税障壁となっているとされている。
今回、タイから船積みされたのは、多目的スポーツ車(SUV)「CR-V」などで、ホンダがタイ政府から品質認証を取得できたため。ベトナム到着後には車両検査があり、2千台の中から車種・仕様ごとに1台ずつ抜き取り検査が行われるというが、具体的な手続きは不明。検査が終わり販売店に納入できるのは4月頃になるそうだとみられており、その間、車は船に積んだまま港に滞留させられるようだ。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○