シンガポール、グラブのウーバー事業統合に待った

2018年4月2日 〔シンガポール〕

 シンガポール競争委員会(CCS)は3月30日、東南アジア8ア国で配車アプリと展開する「グラブ(Grab)」が米配車アプリ大手「ウーバー・テクノロジーズ(Uber)」により東南アジア事業を譲り受けることについて、競争法に抵触する疑いがあるとして、調査が完了するまでの間、それぞれ独立した価格体系やサービス内容を維持するよう求めた。

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 ウーバー(Uber)は、東南アジア8カ国の配車サービスをグラブ(Grab)に譲り渡す対価としてグラブの株式27.5%を取得するとしている。

 この結果、グラブが配車サービス市場で独占的な地位を築くことになるとの懸念が出てきた。

 このCCSの暫定措置に対してグラブとウーバーは異議を申し立てることができ、グラブは4月16日までにCCSに対して立場を表明するとされている。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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