2018年4月6日 〔ミャンマー/シンガポール〕
ミャンマーのビール市場に新しい顔がお目見えする。シンガポール飲料大手の「フレイザー・アン・ニーブ(Fraser and Neave:F&N)」が、再参入する。
F&Nは2015年、ミャンマー国軍系企業で同国最大のビール会社「ミャンマー・ブルワリー(MBL)」との合弁契約を解消し一度市場から撤退していた。今回の市場再参入は3年ぶりとなる。ミャンマーの地元財閥「シュエ・タン・ルウィン」と設立した合弁会社「エメラルド・ブルワリー・ミャンマー」(EBML)を通じ事業を展開する。すでに、ミャンマー投資委員会からビールの製造・販売業の認可を得ている。
EBMLは、シュエ・タン・ルウィン傘下の「タン・ルウィン・エー・ヤー・インダストリアル・プロダクション & コンストラクション」が51%、F&Nの完全子会社「F&Nインベストメンツ」が49%の出資。
ミャンマーのビール市場は、「ミャンマー・ブルワリー」が「Myanmar Beer」ブランドのビールを中心に80%のシェアを握っている。
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○