2018年4月8日 〔シンガポール/フィリピン〕
東南アジアの配車アプリ大手「グラブ(Grab)」による「ウーバー(Uber)」事業の買収が3月25日に発表されたが、シンガポール及びフィリピンの当局がそれぞれ待ったをかけた。
シンガポール当局は4月6日、シンガポールでの両社事業の統合が当初予定の4月8日から1週間延期されると発表した。競争法の審査のために4月15日まで延期することで、当局と両社が合意した。
シンガポール当局は、この事業統合が競争法に違反する疑いがあるとして、審査終了までの暫定措置を3月30日に提示していた。
また、フィリピンでも同様に同国競争委員会が4月7日、競争法に関する審査を終えるまでフィリピン国内の事業統合を延期するよう命令を出した。同委員会は最長75日かけて1次審査を実施し、問題があるとみなした場合は2次審査に入る。その場合、最長120日かけて審査されることになる。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○