2018年4月11日 〔フィリピン〕
フィリピンのドゥテルテ大統領は4月10日、「博鰲(ボーアオ)アジアフォーラム」に参加のため訪問中の中国で、習金平国家首席会談した。フィリピン大統領府によると、両国は軍事・防衛面で協力を強化できる、とドゥテルテ大統領が提案し、中国側は新たに38ペソ(約78億円)の経済支援を供与することを明らかにしたという。
フィリピンは、南シナ海の領有権を巡って2013年に仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)に提訴し裁判所は2015年7月12日に中国に厳しい判決を出した。しかしながら、中国側はこの判決を無効と訴え、あくまでも当事国同士で話し合いをするといってきた。
一方フィリピンのドゥテルテ大統領は、この判決を中国からの支援などの交渉上の材料としてきた。
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○