マレーシア国民車メーカー買収について審議延長

2018年5月3日 〔マレーシア〕

 マレーシアで自動車や重機販売を主力事業とする「UMWホールディングス」は4月27日、国民車メーカー「プロドゥア」の事実上の買収に向けた株式取得に関する相手企業との審議を2018年10月31日まで延長すると発表した。

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 UMWは今年3月初旬に、「MBMリソーシズ(MBMR)」の株式50.07%、政府系投資会社「プルモダラン・ナショナル(PNB)」系の「PNBエクイティー・リソーシズ(PREC)」が保有するプロドゥアの株式10%の取得を提案していた。

 プロドゥア株22.58%を保有しているMBMRの買収により、すでにUMWが保有している38%と合わせて約7割を保有率となる。

 UMWのこの動きを巡って、プロドゥアの労働組合が買収提案に反対しているほか、MBMRの親会社である「メッド・ブミカル・マラ」とその全額出資子会社「セントラル・ショア」が、UMWの提示額を不服だとして提案を拒否している。

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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