2018年5月8日 〔マレーシア〕 「マレーシア総選挙2018」
マレーシア連邦議会下院議員の選挙が5月9日に投票日を迎える。これまで政権交代のなかったマレーシアで、今回の選挙でも与党が圧倒的に有利だとみられていたが、ここにきてマハティール元首相が首相候補として立候補する野党連合「希望同盟」も追い上げてきているようだ。
野党連合から離れて独自候補者を立てることになった有力政党「全マレーシア・イスラム党(PAS)」から、重要人物が一人、野党連合に移籍した。
野党連合に属する「人民公正党(PKR)」から立候補することになったのは、ニック・オマル(Nik Omar)氏。全マレーシア・イスラム党(PAS)のカリスマ指導者だったニック・アジズ(Nik Aziz)氏の息子だ。2015年に死去した父ニック・アジズ氏の意志を継承するにはPASから出て立候補することだったようだ。
父、ニック・アジズ氏を慕うイスラム系支持者は依然多く、それらの票がPASから野党連合に流れる可能性もある。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○