ベトナム国家主席、任期前に交代か

2018年5月15日 〔ベトナム〕

 ベトナムでは、ナンバー2で次期書記長候補として有力視されてきた「チャン・ダイ・クアン国家主席(61)」の早期政界引退のうわさが出ている。4月19日に予定されていたミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問との会談も直前に見送ったほか、4月30日の南部開放記念日や5月5日の選挙民との対話集会でも姿を見せないなど、のところ開催されている行事への欠席が続いている。

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 共産党による一党独裁制をしくベトナムでは共産党書記長が最高指導者で、国家主席は元首としてナンバー2の位置づけにある。

 共産党書記長、グエン・フー・チョン氏(74)が高齢のため、任期途中でチャン・ダイ・クアン氏に書記長が譲られると思われていた。また、5月7日から開催されている共産党中央委員会総会で、チャン・クオック・ブオン中央検査委員会委員長(65)の後任人事が発表されたことで、同氏が次期国家主席候補とされているという憶測も飛び交っている。

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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