マレーシア、アンワル氏が恩赦で釈放

2018年5月17日 〔マレーシア〕

 マレーシアで野党連合としてマハティール氏と手を組んだアンワル氏が5月16日、国王の恩赦を受けて釈放された。アンワル氏は2015年2月に同性愛行為をしたとして禁錮5年の有罪判決を受け、服役中だった。

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 アンワル氏は第一期マハティール政権時代に副首相を務めており首相後継者とみられていたが、1998年に通貨危機対応などでマハティール当時首相と対立し更迭された。その後、野党連合を率いて2013年5月の選挙を戦い与党に迫ったが、ナジブ政権下の2015年2月10日マレーシア連邦裁判所(最高裁)から「同性愛行為」をしたとして有罪判決を受けて服役した。

 選挙での野党連合の勝利でマハティール氏が首相に就任した際、アンワル氏の恩赦を国王に申請しており、それが認められた形となった。

 約3年ぶりに自由の身となったアンワル氏は、釈放後に家族と記者会見に臨み、「今は国家のことしか関心がない」と語った。

 マハティール氏は5月16日、当面の間アンワル氏を閣内には入れず、党の側で貢献することになると語った。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

 

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