2018年6月14日
トヨタ自動車は6月13日、シンガポールの配車サービス大手「グラブ(Grab)」に10億ドルを出資すると発表した。同社は2017年8月にグラブとの協業を発表していた。
グラブは東南アジアは、シンガポールに加え、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、そしてカンボジアの9か国で配車サービスを展開している。
また、今年3月には、米国の配車アプリ大手「ウーバー(Uber)」の東南アジア事業の譲渡をうけることも公表され、同じく東南アジアで配車アプリを展開するインドネシアの「ゴジェック(Go-jek)」を引き離していくと思われる。
トヨタ自動車の出資は6月下旬となる見込みで、出資後はトヨタからグラブに取締役と執行役員が派遣される予定。
すでにシンガポールではグラブの保有するレンタカーにトヨタが開発した通信端末を搭載し、収集した走行データと連動する保険商品の提供を始めている。
今後、トヨタは、搭載した通信端末により収集したデータを活用する「コネクテッドカー」を中核に据え、新たなサービス開発を進めていく。
〔参考〕
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○