シンガポール当局が、配車アプリ「グラブ」に罰金

2018年7月9日 〔シンガポール〕

 シンガポールの独禁当局は7月5日、配車アプリの東南アジア大手「グラブ(Grab)」と米「ウーバーテクノロジーズ(Uber)」の両社に対して罰金を科すと発表した。両社の統合により、シンガポールでの競争が著しく減り、運賃が上昇したと指摘している。

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 「ウーバーテクノロジーズ」は3月25日、東南アジアの事業を同地域配車アプリ大手「グラブ」に売却し撤退すると発表した。東南アジアでは両社のサービスはグラブに一本化され、ウーバーはグラブの27.5%の株式を取得し、今後も投資利益を得ていく。

 サービスが統合されることに対して、シンガポール競争委員会(CCS)は3月30日、競争法に抵触する疑いがあるとして、調査が完了するまでの間、それぞれ独立した価格体系やサービス内容を維持するよう求めていた。

 今回の当局の判断に対して、グラブは同日、反論の声明を発表した。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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