2018年7月16日 〔カンボジア〕
カンボジアで7月4日、首都プノンペンとタイとの国教にあるポイペトを結ぶ鉄道北線約390キロメートルの全線が開通した。
今年4月4日にポイペト-シソポン間の改修が終了、4月29日にはシソポン-バッタンバン間が開通、5月29日にはバッタンバン-プルサット間が開通してきた。今回プルサットからプノンペンの約166キロメートルが開通し、全線開通となった。
北線はポイペトから国境を越えてタイ国鉄と連結しており、今後タイとの直通列車実現に向けて協議される予定。
この鉄道は1929年からフランスにより建設されたものだが、1970代以降の内戦で激しく損傷した。2010年からアジア開発銀行(ADB)の支援を受けて再建工事が行われてきたが、途中資金不足となりその後は政府予算で細々と改修工事が進められてきた。
北線は全線開通となったが、信号設備や自動踏み切りもまだ未整備の状態。
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○