2018年7月31日 〔インドネシア〕
インドネシアは8月18日から開催される「アジア大会」の開会式に、北朝鮮の金正恩(ムム・ジョンウン)委員長を招待する。インドネシアのプアン人材開発・文化担当調整相が7月30日、平壌を訪れ、ジョコ大統領の書簡を渡した。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領も招待する。
東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10ヵ国はいずれも北朝鮮との国交を有しているが、2017年にマレーシアの空港で起きた金正男(キム・ジョンナム)氏の殺害事件をきかっけにマレーシアが北朝鮮との関係を見直しはじめた。また、北朝鮮の核・ミサイル実験などの挑発行為に対する抗議の姿勢を示すため、他の加盟国も同様な措置を取り始めていた。
しかしながら2018年6月の米朝首脳会談などを通じて北朝鮮が非核化に取り組む姿勢も見えてきたため、ASEAN加盟各国も北朝鮮との関係修復に動いている。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○