2018年10月2日 〔ベトナム〕
ベトナムで3カ所目となる製油所の建設計画が白紙に戻ることになった。計画が白紙になったのは同国南部のバンフォン製油所の建設。ガソリンなどの石油製品の供給過剰の恐れがあると懸念されていることが背景にあるようだ。ベトナム国営石油会社「ペトロリメックス(Petrolimex)」が中止を決めた。
同製油所建設には、日本のJXTGエネルギーが初の海外製油所建設をめざし2008年の計画策定以来参画をめざしていた。
ペトロリメックスはベトナムのガソリン小売りで50%を超えるシェアを持つ。
ベトナムは産油国だが、原油も石油製品も国内需要に追いつかず輸入に頼ってきている。
ベトナムではすでに、国営石油会社「ペトロベトナムグループ」のズンクアット製油所(中部クアンガイ省)と、2018年5月に製品出荷を始めた出光興産や三井化学が出資するニソン製油所(北部タインホア省)の2カ所の製油所が存在する。
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○