2018年12月16日 〔カンボジア〕
カンボジア国民議会(下院)は12月13日、旧最大野党の「カンボジア救国党(CNRP)」の関係者の活動再開を決めた。今年7月に行われた総選挙はCNRPが不在で実施され、フン・セン首相率いる「カンボジア人民党(CPP)」が議席を独占した。
CNRPの党首だったケム・ソカ氏が2017年9月、国家転覆を企てた容疑で逮捕され、同党に所属していた118人の有力政治家も5年間の政治活動の禁止を命じられ、政党も解散させられた。
この動きに対して、米国やEUなどが批判を強めているため、フン・セン政権はこれらの批判をかわすために今回の決定が下されたと推測されている。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○