○リゾート「ボラカイ島」閉鎖で環境改善

2019年1月23日 〔フィリピン〕

 フィリピンの人気リゾート地であるボラカイ島(Boracay Island)が昨年4月から観光客に対して閉鎖されていた。理由は環境汚染。半年後には一部再開となったが、閉鎖により環境汚染問題は改善したようだ。

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 2018年4月4日、フィリピン政府はボラカイ島を同年4月26日から最低半年間、観光客の受け入れを禁止することを決めた。ホテルなどの排水が海を汚染しているなどの環境の悪化が理由。

  ボラカイ島は首都マニラから約300km南に位置する島で、フィリピン有数の観光地。この島の観光収入はフィリピン全体の約20%だという。年間約200万人、多いときには1日4万人もの観光客が訪れているという。その受け入れのため400以上の宿泊施設があり、約3万6千人が観光業界の仕事に就いていると言われる。

 宿泊施設などからの排水が海に流れ出すことにより、「ホワイトビーチ」と呼ばれる海外も大量発生した藻で覆われていた。

 

 昨年10月26日、半年ぶりに一部宿泊施設の営業を許可し、観光客の受け入れが再開した。同地域に400強ある宿泊施設のうち157施設が10月25日に営業が許可された。半年間の浄化対策が功を奏し、ホワイトビーチは元の白い海岸にもどった。

 観光客の受け入れ再開にはいくつかの条件が課せられている。

1.  一日の上陸できる観光客は6405人を上限とする。ボラカイ島には空港のあるパナイ島からボートで渡ることになるが、閉鎖を受けて設けられたパナイ島の港の検問所で入島制限をする。

2. 宿泊施設には下水浄化装置を義務付け、汚水のたれ流しを禁止する。

3. ビーチを汚す行為は一切禁止。飲食、タバコは禁止。イスやパラソルの利用も禁止。これまで見られたマッサージ営業やファイヤーダンスなどもビーチで行うことは禁止となった。警察官が見回りをしている。

4. 島内でレジ袋などの使い捨てプラスチック容器の利用が禁止。批判者には約4,000円の罰金が科される。平均日収が1,000円程度ののボラカイ島ではかなり高額な罰金だ。

 改善された島の環境をまもるために、今後は1年に1回、1ヶ月程度の島を閉鎖し島をクリーニングすることも検討中だという。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

 

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