2019年1月26日 〔フィリピン〕
フィリピンの選挙管理委員会は1月25日、ミンダナオ島西部のイスラム自治政府への参加を問う1月21日の住民投票の結果を発表した。
住民投票は5州と2市で行われたが、自治政府への参加に対する反対が多数だったイサベラ市を除く5州1市の参加が決まった。イサベラ市の投票結果は、賛成1万9032票に対し反対が2万2441票だった。
自治政府に参加するのは、イスラム教自治区(ARMM)の属する5州とコタバト市。同市はキリスト教徒が多い。
2月6日は、北ラナオ、コタバト両州の一部地域で住民投票が行われる予定で、その結果を受けて最終的な領域が確定する。
イスラム自治区(ARMM)に属する5州は以下の通り。
- バシラン州(Basilan)
- ラナオ・デル・スル州(Lanao del Sur)
- マギンダナオ州(Maguindanao)
- スールー州(Sulu)
- タウィタウィ州(Tawi-Tawi)
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○