シンガポール首相の弟、野党指示を表明

2019年1月26日 〔シンガポール〕

 シンガポールのリー・シェンロン(Lee Hsien Loong)首相の弟、リー・シェンヤン(Lee Hsien Yang)氏が1月24日、新たに設立された野党「進歩シンガポール党」への指示を表明した。

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 新党は元国会議員のタン・チェンボク氏が1月18日、新党「進歩シンガポール党」の政党登録を申請したと発表した。この発表を受けて、リー・シェンヤン氏が1月24日、フェイスブックに「タン氏はシンガポールのリーダーにふさわしい人物だ」と投稿した。

 新党を立ち上げたタン氏は、国会議員を経て、2011年の大統領選挙に立候補し、得票率で0.3ポイント差まで迫った。大統領職は政治的権限が限られおり、儀礼的な存在であるものの、与党支配に不満を持つ国民の受け皿となったようだ。

 首相の弟であるリー・シェンヤン氏は政府系通信大手シンガポール・テレコムの最高経営責任者(CEO)を務めた経験を持つ。

 リー・シェンロン首相と弟のリー・シェンヤン氏は、父であるリー・クアンユー元首相の遺言を巡り、対立していた。

 

 

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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