2019年2月24日 〔フィリピン〕
フィリピンのドゥテルテ大統領は2月22日、イスラム自治政府の暫定議会の議員80人を選定した。暫定政府首相には、同国最大のイスラム過激派「モロ・イスラム解放戦線(MILF)」のムラド・エブラヒム議長が就任し暫定政府が発足した。今後、2022年の自治政府設立に向けて作業が進む。
暫定政府は南部ミンダナオ島コタバト市に置かれる。ムラド氏は近く副首相2人と閣僚15人を指名する予定。
これにより、同市に今ある「イスラム教徒自治区(ARMM)」は6月末に廃止される。
〔関連記事〕
- フィリピン、イスラム自治政府の領域最終決定(2019.2.15)
- フィリピン、イスラム自治政府5州1市の参加確定(2019.1.26)
- フィリピン、イスラム自治政府関連住民投票結果(2019.1.23)
- ミンダナオ島でイスラム自治政府関連住民投票(2018.12.27)
- フィリピン、「バンサモロ基本法」の署名式典開催(2018.8.7)
- ミンダナオ島に自治政府樹立を認める法案発効(2018.7.28)
- フィリピンで、イスラム自治政府を認める法案可決(2018.6.1)
- ミンダナオに自治政府で合意。2016年にも(2012.10.8)
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○