子供への体罰禁止法案にドゥテルテ大統領が拒否権

2019年3月6日 〔フィリピン〕

 フィリピンで議会で承認を得た「親による子供への体罰を禁止する法案」に対して、ドゥテルテ大統領が2月下旬に拒否権を発動した。

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 ドゥテルテ氏は議会に対して「(法案は)親による責任あるしつけと虐待とを同列に考えている。親は自制のとれた方法で子供に体罰を与えると確信している。それによって法を順守し、組織を重んじる市民に育つだろう」と書簡で送った。

 同法案は、子供への体罰を禁じ暴力によらないしつけを促す内容で、身体的な罰だけでなく、公衆の面前でしかるなどの精神的行為も禁ずるものとなっている。

 大統領の拒否権発動について、人権団体は反発している。

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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