プラユット氏が新首相に選出

2019年6月6日 〔タイ〕

 タイの国会は6月5日、首相指名選挙を行い、プラユット暫定首相が新首相に選出された。上院(定数250)、下院(定数500)の全議員による投票で、プラユット氏は500票を集めて圧勝した。月内に組閣を終え、新内閣が発足する見通しだ。

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 プラユット暫定首相を新首相候補としていた親軍政党「国民国家の力党」は3月の総選挙の結果第2党となっていたが、6月4日までに他の18党と連立で合意し、下院で過半数を確保した。

 「国民国家の力党」は116議席確保しており、これに中堅政党の「民主党」の53議席が加わった。また「タイの誇り党」(51議席)をはじめとした中小政党も連立政権に参加し、合計254議席となった。

 総選挙で第1党となったタクシン元首相派の「タイ貢献党」は136議席で、他の6党と合わせても246議席にとどまった。

 また、上院の250議席は事実上軍政により指名されているため、首相指名選挙では全員がプラユット暫定首相に投票したとみられる。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

 

 

 

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