○マレーシアの「甘い物好き」が顕著

2010年5月2日 〔マレーシア〕

 マレーシアは世界でも際立って甘い物好きの国のようである。日本経済新聞(2020年5月2日)が米農務省(USDA)と世界銀行(The World Bank)の統計に基づいて紹介した記事によると、マレーシアの1人当たりの年間砂糖消費量は61kgと主要国で最多とのことである。これは甘い物好きと思われている米国の倍近い水準。ちなみに世界平均は23kgとのことだ。

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 マレーシアでは、紅茶やコーヒーにはたっぷりと砂糖を入れて飲むのが普通。またスイーツ類も豊富にある。

 マレーシアのみならず東南アジアの国々では生活様式の変化により糖尿病患者が増加の傾向にあり、各国で砂糖消費の抑制に動いている。マレーシアでも2019年7月に「砂糖税」を導入し、甘味料入りペットボトル飲料などへの課税を始めている。

 同記事によると、他の東南アジアの国々の1人当たりの年間砂糖消費量は、タイ:約38kg、インドネシア:約26kg、ベトナム:約18kgとなっている。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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