2020年5月28日 〔タイ〕
タイの “ナショナルフラッグキャリアー” であるタイ航空(Thai Airways)は5月27日、タイの中央破産裁判所に会社更生手続きの申請が受理された。今後事業を継続しながら再建を目指すことになったが、資金の調達方法を始め再建も密筋はまだ不透明だ。
タイ航空は5月19日、タイ政府が法的整理を閣議決定したことにより、裁判所に破産法に基づく会社更生手続きを申し立てていた。
タイ航空は政府が株式の51%を出資するタイのナショナルフラッグキャリア―だが、過去10年で最終赤字が7回、2019年12月期までは3期連続で赤字計上だった。高コスト体質が染み付くなか、格安航空会社(LCC)との競争激化で収益が悪化するなか、今回の新型コロナウイルス感染対策のために3月下旬より全便運休となったことが追い打ちをかけた。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○