東南アジア主要国における新型コロナウイルス対策のための各種制限状況は以下のとおり。(2020/6/6現在)
○インドネシア
首都ジャカルタでは、6月5日から行動制限措置の一部を緩和。マスクの着用や大人数での集まらないなどの条件で外出が認められる。モスクや商業施設なども収容人数の50%以下に抑制すること条件に再開。レストランやスポーツセンターは6月8日から、ショッピングモールは6月15日から営業が可能となる。
○シンガポール
外出規制が6月2日に第1段階として一部緩和。国内の就業者の約3分の1が職場に復帰できるようになった。しかしながら、レストランの店内飲食は依然禁じられている。この後、感染の第2波が来なければ6月中にも第2段階に移行する。第2段階では、大半の小売店やスポーツジムなどの営業が再開する予定だ。レストランの店内飲食も解禁となる。また、最後の第3段階では、映画館やバーなどでも営業が可能となる。
○タイ
首都バンコクで5月3日に行動制限が緩和され商業施設などが営業再開した。しかしながら5月末時点で飲食店による酒類の販売は禁止。
○フィリピン
フィリピンのドゥテルテ大統領が、マニラ首都圏などで6月1日から外出・移動制限を大幅に緩和すると表明。感染防止策の徹底を条件に企業や店舗の再開を認める。5月16日に自動車などの工場で人員を削減して操業を認めるなど一部緩和されていた。
○マレーシア
活動制限令の期限が6月9日まで延長中。
○ベトナム
外出禁止令が4月23日に解除。ベトナム航空は5月末までに国内線のすべての運航を再開した。その他の航空会社も国内路線を順次再開。
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○