2020年6月19日 〔インドネシア〕
インドネシアのルトノ外相が6月18日、中国側が呼びかけた南シナ海を巡る交渉による解決を拒否する書簡を国連本部に送っていたことを外国メディア向けのオンライン記者会見で表明した。
南シナ海では、インドネシアが領有する同国北部のナトゥナ諸島周辺の排他的経済水域(EEZ)と中国が独自に設定する「九段線」と呼ぶ境界線が重なっているが、国連海洋法条約によると主張の重複は認められず、交渉の余地はないと主張した。
〔関連記事〕
- ◇南シナ海を巡るASEANと中国の領有権争い
- インドネシア、南シナ海の中国主張に反対の書簡(2020.6.6)
- 「南シナ海問題」に仲裁裁判所が中国に厳しい判決(2016.7.13)
- 「南シナ海問題」関連記事
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○