マハティール前首相、首相復帰の考えを取り下げ

2020年6月28日 〔マレーシア〕

 マレーシアのマハティール前首相は6月27日、首相復帰を目指す考えを取り下げた。シャフィー・アプダル・サバ州首相を首相候補として推し、ムヒディン政権の早期倒閣を目指すとした。

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 マハティール氏は当時のナジブ首相を批判し、2018年5月に首相に復帰したが、2020年2月に国民の支持を再確認しようと突然首相を辞任した。しかしながら目算がはずれ、ナジブ元首相らの勢力と組んだムヒディン氏が後任の首相となった。そこで、ムヒディン氏に対して首相不信任案を提出し、自らが首相に復帰する考えを持っていた。

 マハティール氏は1981年から2003年までの22年間首相を務め、マレーシアの高成長に寄与した。その後一度は首相を退任したが、2018年の総選挙で、92歳という高齢ながら当時のナジブ首相の退任を迫り首相の座についていた。

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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

 

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