2020年7月14日 〔マレーシア〕
マレーシアのムヒディン首相は7月13日、同日再開した下院にアリフ・ユソフ議長の交代動議を提出し、与党連合の議員の賛成により僅差で可決された。
開会直後に首相から提出された議長交代動議に、マハティール前首相やアンワル元副首相らの野党議員は反対に回ったが、111票対109票の僅差で可決された。ムヒディン首相はその後、アズハル・アジザン・ハルン前選挙委員長を後任の議長とする動議を提出し就任した。
ムヒディン首相は3月の就任直後に予定されていた議会の招集を延期し5月18日に開催したが、1日だけで閉会していた。新型コロナウイルス感染症を理由にしていたが、マハティール前首相による不信任案を恐れてのことだったと推測されている。今回開催された議会の会期は7月13日から8月27日までの予定。
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〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○