マニラ空港拡張工事計画から6財閥が離脱

2020年7月21日 〔フィリピン〕

 フィリピンで計画されていたニノイ・アキノ国際空港(マニラ空港)の拡張開発を担う予定だった6財閥の企業連合が、計画から離脱することになった。採算への懸念から計画の見直しを求めていたが政府は拒否し、これらの企業に与えた優先交渉機権を取り消すと決めた。

[PR]

 ニノイ・アキノ国際空港の2019年の利用客数は4800万人で、設計上の受け入れ能力を5割上回っている。また、施設は狭く老朽化も進んでおり、拡張・改修が急務となっていた。

 大手財閥で作る企業連合が2018年に、4つあるターミナルビルの接続などを行い2022年に6500万人の受け入れが可能となる計画を提出し2019年12月に優先交渉権を与えられていた。

 政府は7月15日、選定過程で次点だった地場建設大手メガワイド・コンストラクションとインド企業と連合に優先交渉権を与えると決めた。

[関連記事]

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

マニラ空港拡張工事計画から6財閥が離脱 はコメントを受け付けていません

分類 *news, フィリピン