2020年7月30日 〔シンガポール〕
シンガポールで “野党のリーダー” が正式に認定される。7月10日投開票の総選挙で獲得議席数を野党として始めた二けたにした主要野党「労働者党(WP)」の党首プリタム・シン氏が認定され、議会内で専用の部屋や秘書が割り当てられ、年間の手当ても通常の国会議員の2倍に引き上げられる。
また、議会での演説の機会が増えるほか、安全保障や外交に関する機密情報の報告を政府から受ける権利も得ることになる。
労働者党(WP)は、7月10日の選挙で6議席から10議席へと躍進した。
与党「人民行動党(PAP)」を率いるリー・シェンロン首相はこの総選挙結果を受け、労働者党党首のシン氏の処遇を改善する意向を表明していた。野党からも代替案提示など建設的な役割を担ってほしいとしている。
〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む○