南沙諸島の砂州と礁にフィリピンが命名

2020年8月18日 〔フィリピン〕

 フィリピンは、中国との間で領有権を争っている南シナ海の南沙諸島(英語名:スプラトリー諸島)の、フィリピンが実効支配するパグアサ(Pag-asa)島(英語名:ティトウ(Thitu)島)周辺の砂州と礁に命名した。パグアサ島はフィリピンのカラヤアン町の管轄で、4つの砂州と2つの礁にそれぞれ「パグアサ砂州」「パグアサ礁」と命名し、番号を振って区別することとなった。

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 この砂州と礁は、パグアサ島の沖合12カイリ(約22キロメートル)内外にあり、これまでは “秘密の島” と呼ばれ名称はなかった。

 パグアサ島はフィリピン西部パラワン島の北西約450キロメートルにあり、フィリピンの軍や沿岸警備隊が駐留している。また、カラヤアン町職員や漁師など100人以上が生活費を政府から支給されながら「政策移民」として暮している。

〔Clisien – ASEAN Info Clips 編集部〕 ○他の記事も読む

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